SOFC発電セルと、インターコネクタの良好な電気的接触性を維持するための集電材を開発しております。
金属メッシュは下図のような、SOFCインターコネクタとSOFCセル電極の間に挿入され、それぞれの間の接触を確保するために使用されます。
材料・線径など各種取り揃えており、まためっき表面処理加工・その他加工にも対応しております。
材料はCrofer 22 APUのインターコネクタ用合金はじめ、純Ni、ステンレスなど各種揃えております。
SOFC性能向上にぜひお役立てください。 形状加工いたします。
表は横にスクロールしてご覧ください。
材料 | 線径(mm) | メッシュ数/インチ(横) | メッシュ数/インチ(縦) |
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Crofer 22 APU | Φ0.10 | 70 | 70 |
Crofer 22 APU | Φ0.20 | 50 | 50 |
Ni | Φ0.1~0.2 | 50~80 | 50~80 |
SUS430 | Φ0.1~0.18 | 50~60 | 50~60 |
SUS316L | Φ0.1~0.15 | 50~70 | 50~70 |
表は横にスクロールしてご覧ください。
ポーラスメタル(発泡金属)は通常の金属とは異なり、内部に気孔があり、かさ比重が小さく、加圧により容易に変形いたします。
そのため金属メッシュと同様に、 SOFCインターコネクタとSOFCセル電極の間に挿入され、接触度の向上により導電性を向上させ、接触抵抗問題を解決するために利用されます。
材料としては、純Ni、純銀、SUS430ポーラスメタルを、SOFCインターコネクタ用接触材料として準備しております。
Ni ポーラスメタル 顕微鏡写真
金属フェルトは、ステンレス等の金属のファイバーを積層し、焼結したものです。
耐熱性・耐蝕性を持ち、かつ薄いものは柔軟性があるところから、SOFCインターコネクタとSOFCセル間の接触性改善のために利用されます。
材料としてはCrofer 22 APU、Niを使用しております。その他の材料につきましてはご相談ください。
写真のような形状をしており、板厚0.2mm以下のCrofer 22 APU、Crofer 22 H及びNi等の材料で製作されます。
金属メッシュやポーラスメタルと同様に、SOFCインターコネクタとSOFCセル電極間に挿入され、集電材として利用されます。
3Dファブリックは、基本的に図のような3層の金属メッシュで構成されています。
3層のうちに中間の2層目が図のように立ち上っており、クッション性を有しています。
材料はNi及びCrofer 22 APU、またはCrofer 22 Hです。
これをSOFCインターコネクタとSOFCセル電極間に挿入し、3D ファブリックのクッション性を利用して、接触性を向上させ電気特性の向上と長時間劣化を抑制します。